しかばね列伝
最初はシャレで始めたんですが、やってるうちに気づきました。
しかばねにはドラマがある!
もちろん、ここに紹介したものが全てではなく、(今までチェックした範囲内だけでさえ)他にもたくさんのしかばねがいます。
今後もどんどん紹介していく予定。
Ⅲ
しかばねの歴史はここから始まった。画像はSFC版より。
名前: サイモン
登場: Ⅲ
ご存じ、勇者サイモン。“ミスターしかばね”と呼びたいくらい有名な人ですね。
サマンオサ出身の勇者でオルテガのよきライバルでしたが(?)、自国の王と入れ替わったボストロールによって孤島の牢獄に幽閉され、非業の死を遂げます。しかし、そこは勇者サイモン、ただでは死にません。魂が(なぜか)別の部屋にいて、「私のしかばねのそばを調べよ」と告げます。そう、彼は死してなお、ガイアの剣を守り、次代の勇者へと譲り渡したのでした。あっぱれ、サイモン。
ちなみに、この人にも遺志を継ぐ息子がいて、行方不明になった親父を捜していました。やはり勇者というのは家業なんでしょうか。
|
名前: 不明
登場: Ⅲ
テドンの村の囚人。壁に書き置きが残されている(赤く見えるのは血で書き残したのだろうか)。「生きているうちに私が持っているオーブを誰かに渡したかったのに……。」
魔王に滅ぼされたテドンの村だが、夜の間だけ元の姿に戻る。村人は自分たちがすでに滅ぼされたことに気づいていない。男は、自分の持つグリーンオーブを渡すべく、運命の勇者が訪れるのを待っていた。夜の村を訪れた勇者に、男はオーブを託し、残りのオーブを集めてレイアムランドの祭壇に捧げるよう告げるのだった。
そもそも、この男は何者で、なぜ囚われていたのか?魔王はなぜこの村を滅ぼしたのか?謎の多い逸話である。
オーブを受け取った後、廃墟となった村を再び訪れると、壁の落書きが変化している。「生きているうちにオーブを渡せてよかった……。」滅ぼされたはずの村が一時とはいえ復活するのは、この男の執念のなせる業だったのかもしれない。
|
名前: 不明
登場: Ⅲ
バラモス城の玉座の間で、王座に座った状態で死んでいるしかばね。
と、いうよりは死んでから王座に座らされたのでしょうか。インテリアとして飾ってあるのかもしれません(笑)。
それにしても、竜王にしろバラモスにしろ、どうして堂々と王座に着いて待ってないんでしょうか。
|
Ⅳ
第四章の関係に泣けるしかばねが多いようです。やはり仇討ちに人情話はつきもの(?)。
名前: 不明
登場: Ⅳ、第一章
Ⅳのしかばね第一号。
バトランドの王宮戦士で、ライアンの僚友。誘拐事件の真相に文字通りあと一歩と迫りながら、力尽きて倒れた。地獄の帝王の復活、勇者の出現をライアンに告げる。子供たちを救出したライアンが戻ってくると、彼はすでにこと切れていた。
「ライアン!子供たちを守ってくれ……!」というのが彼の最期の言葉となった。
|
名前: 不明
登場: Ⅳ、第四章
アッテムト鉱山街にある白骨死体。手には手紙が握りしめられている。「お父さん、早く帰ってきてね。弟のピピンも寂しがってるわ。今度ふたりで会いに行きます……。」
炭坑夫として出稼ぎに来ていた父親だが、会いに来る子供たちと対面することなく、鉱山から発生したガスで死んでしまった。マーニャ・ミネア姉妹がハバリアを出港する船中で見たのはまぎれもなくこの姉弟である。ピピンは父の死を知らない。姉は言う。「弟には、父親のことはしばらく話さないでいるわ。この子が大きくなって、苦しみや悲しみに堪えられるようになるその日まで…。」
|
名前: 不明
登場: Ⅳ、第四章・第五章
キングレオ城の地下牢に囚われていた老人。第四章のラストで、捕らわれたマーニャ・ミネアに乗船券を与え脱出させる。
その後、キングレオを倒した彼らが駆けつけた時には、老人はすでに力尽きていた。人生の最後で自分が果たした役割に、彼は満足して死んでいったのだろうか。
※小説版では、この老人こそが先代のキングレオ王だったことになっている。
|
名前: 不明
登場: Ⅳ、第五章
デスキャッスル内に倒れている甲冑姿の男。
彼は何者なのか、単身、闇の世界まで攻め込んできてここで討ち死にした人間なのか。死んだのはいつでしょう?鎧の中の躯は朽ち果てて白骨化しているのでしょうか。それとも、倒れたまま放置されていることから考えて、まだ死んだ直後なのか…?考えれば考えるほどドラマがありそうです。
まさか、キラーアーマーか何かの死体ってことはないよね(笑)。
|
Ⅴ
やや少なめかな?さすがにこれだけではないですが。
名前: ヨシュア
登場: Ⅴ
光の教団の兵士。奴隷にされた妹のマリアを、主人公、ヘンリーと共に教団から脱出させる手引きをする。教団に残った彼自身の消息は不明だったが、10年後に神殿に潜入した主人公が見たのは、彼の変わり果てた姿だった。
しかばねの近くの壁に最後の言葉が書き残されている。「マリア……。兄さんは もう だめだ……。せめて……せめて おまえだけは 幸せに なってくれ……」
主人公にとっても恩人の死である。妹のマリアはラインハット王兄の妃となって幸せに暮らした、そのことがせめてもの慰めだろうか。魂よ安かれ。
|
Ⅵ
ストーリー自体が途方もなく壮大なだけに…
名前: 不明
登場: Ⅵ
おそらくは、両親の病を癒すべく魔物討伐に旅立ったレイドック王子の供廻りの一騎。艱難辛苦の旅の末、一行は魔王の本拠まで攻め込むが、ムドーの城へと続く洞窟で王子を護って討ち死に。
最期の力で土に書き残した言葉は、「王子さま どうか ご無事で」…忠義の士である。
|
名前: コブレ
登場: Ⅵ
伝説の剣職人・コブレ。
刀鍛冶として伝説の職人とまで呼ばれた男、コブレは、職人気質が高じた挙げ句、“伝説の剣”を一目見たいと考え、探索の旅に出る。
彼の旅がどのようなものだったかは不明だが、最終的に海底の祠に閉じこめられ、出られないまま力尽きた。その手に握られた日記の最後の一節は「○月×日 今日もたすけは こなかった……。オレは もう ダメだ……。
すまない メアリ そして サリイ。しあわせになっておくれ……。」家族を捨ててまで職人としての執念に殉じた男が最期に思うのはしかし、やはり妻と娘のことだった。
悲願だった伝説の剣に見え、鍛え直す仕事は、父の生き方に反発しながらもその技倆を受け継いだ娘・サリイによって達成された。
|
番外編
名前: 不明
登場: Ⅵ
これは珍しい一品。
嘆きの牢獄で椅子に座ったまま死んでいる魔物。「死体はボロボロに朽ち果てている。かなりの時がすぎているようだ」そうだが、白骨化もせず残っているのはやはり魔族だからだろうか。おそらく牢獄の見張り番だったのだろうが、なぜ死んでいるのかは謎である。クリムトが幽閉されてから、本当に気の遠くなるほど長い時間が過ぎたということなのだろう。
|
名前: エスターク
登場: Ⅳ、第五章 (Vにも)
エスタークさんのしかばね。
復活するにはあと何百年かかかりそうです。
|
名前: 不明
登場: Ⅵ
アークボルトの北、旅人の洞窟に出現した魔物の一匹。主人公一行に一歩先んじるテリーに斬られた。
主人公が通りかかった時点でまだ息があり、末期の言葉を残して息絶える。いわく、「キッ…キキ……あの男…強い…… キッ!」というわけで、見事にテリーの引き立て役をつとめた。
|
名前: 不明(笑)
登場: Ⅳ、第五章
こんなのもありました。
農業国ソレッタにて。畑の中にいる案山子。微動だにしません(あたりまえだ)。
|